幼稚園に通っていた時のことです。私のクラスふじ組の先生は、ベテランの先生で、いつも厳しく、怖い先生でした。先生に怒られ、クラス全員シーンとなるそんなイメージの先生でした。それでも、先生は、親や他の先生たちからは、とても人気でした。私は、その時、幼稚園でできないことがあると、よく家で母と一緒に練習していました。でんぐり返しや、体操はあまり得意でなく、幼稚園がやっている幼稚園後の体操教室に通っていました。その中でも、家で練習できない鉄棒は大嫌いでした。運動場解放が週末にある近くの小学校に行って逆上がりの練習を母親とよくしていました。スカート周りや宇宙は簡単にできるのに、逆上がりだけは、怖くて、何回やってもできませんでした。毎週1回通っていた幼稚園の後の体操教室で、何度か練習し、みんなはできていくのに私だけできませんでした。週末の運動場の鉄棒には、踏み台がついており、それを使えばできます。体操教室行きたくないと思っていたある日、思いっきり蹴ったら、なんと、やっと逆上がりが1回できました!いつも怖かった先生は自分の子ことのように喜んでくれました。いつも怖かった先生が、その時初めてすごく優しい先生になりました。その先生に褒められるのが嬉しくて、色々頑張ったのを覚えています。