保育園の先生は中学からの親友!

子ども2人を通わせていた保育園には私の中学からの親友が保育士として働いていました。その友人は転職を経て中途採用でしたから、新入保育士として入社した時にはすでに30歳を過ぎていました。なので園では先輩先生はみんな年下でした。彼女はその園でなかなか馴染めずに悩んでいました。ちょうどその頃うちの長女をプレ保育に通わせるか悩んでいたところでしたので、親友もいることだしそこの保育園の体験プログラムに参加することにしてみました。参加してみた感じとしてはその園にとても好印象を抱きました。娘も大変気に入りました。親友はその園での人間関係で悩んでいるようでしたが保護者側としては一切そういう事を感じませんでした。そして体験から4ヶ月後にプレ保育に通わせることに決めました。親友はその頃、園を辞めるとまで悩んでいましたが、うちの娘を責任を持って預かる!という任務感でもうしばらく続ける決意をしてくれました。娘はなかなか園に慣れず私と別れる時毎回ぎゃん泣きでしたし、園中もしょっちゅう泣いて先生方を困らせていたようです。でも私の親友が粘り強く世話してくれたり、うちの娘だけでなく同年代の子どもたちも平等に対応して一生懸命に子どもに向き合うようになっていったそうです。そうする事で親友は少しずつ仕事でやりがいを見つけていきました。自信もついてきて他の先生方ともコミュニケーションが少しずつ上手く取れるようになってきたようです。うちの娘もそうこうしている間にすっかり園に慣れていきました。あれから数年経ちますが今では親友はそこの園のリーダーとしてバリバリ働いています。

幼稚園の先生と深めた音楽の絆

子どもの通った幼稚園の担任の先生との嬉しかった話です。その幼稚園では、学年の終わりのお別れ会の時に各々のクラスのお母さんがピアノ伴奏をして、子ども達と「歌のプレゼント」を先生に贈る恒例行事があります。しかし、どのクラスにも必ずピアノが弾けるお母さんがいるわけでなく、それでも半ば強制的に弾かされるのです。他のクラスでは、抽選で決まったお母さんがメロディーのみ単音で弾いたり、全く曲が弾けずに止まってしまう方もいらしたそうです。たまたま私はピアノが弾けるのですが、下の子がまだ赤ちゃんで足が立たず、ベビーカーだとぐずる時期でした。ですので本当は弾きたくなかったですが、どなたかが下の子を抱っこしておいてくれるなら、と条件付きで伴奏を引き受けました。童謡レベルなので、自分にはそこまで練習が必要な曲ではありませんでした。お別れ会は無事終了、先生がお礼を言いにいらっしゃいました。そして、毎年いつもお母さんが嫌々弾いてたり、伴奏を失敗したりすることを詫びたりする姿に心を痛めていた、と教えてくれました。その習慣を止めない幼稚園もどうかと思いますが…。そして、私が赤ちゃんを先生に抱っこしてもらいながら楽しそうに弾いていた姿が印象的だったと仰っていました。実は私は元プロミュージシャンだったので、人前での演奏は慣れていると告白したところ、その先生はプロではないものの、週末等によくアマチュアの吹奏楽のコンサートに出演していると教えてくれ、幼稚園で公にはできないけど、よろしければ来てください、とコンサートのチケットをくださいました。そして、私も自分の状況を伝え、下の子が落ち着いたら、それまで入っていたゴスペルグループに復帰するつもりです、と軽くお伝えしました。卒園したあと、ある商業施設のクリスマスコンサートに出演した時、お知らせしていなかったのに、一番前の席にその先生が来てくれていました。市内のゴスペルコンサートをずっと調べていてくださったそうです。先生はもう結婚してお辞めになりましたが、良い関係です。