困っていることを覚えてくれていた先生

息子が通っている幼稚園の担任の先生に、覚えていてもらえて嬉しかったことがあります。それは子供の健康について困っていたことです。息子は、トイレトレーニングがうまく進まず、加えて便秘がちです。先生にもそのことを伝えようと思い、「お腹が張って機嫌が悪くなることがある」と連絡ノートに書いてやりとりをしたことがありました。それから1ヶ月後に、幼稚園での参観日がありました。子供達の活動を見学して、保護者懇談が終わり、帰ろうとした時に、担任の先生に呼び止められました。「なんだろう?」と思っていると、先生の手には新聞の切り抜きが。「前に、便秘で悩まれていたので、こんな記事を見付けたので、良かったら参考にしてください」と、言って子供の便秘に関する記事が書かれた新聞の切り抜きを渡してくれました。以前相談したことを覚えてくれていて、新聞記事を見た時に自分の息子を思い出してくれたくれたことに、とても嬉しくなりました。私は専業主婦で、実家も義理の実家も遠方で、コロナウイルスの流行から更に近くに接する大人が本当に数少なくなってしまったので、幼稚園の先生に優しく接してもらえていることが、とても心の支えになっているな、と思いました。

保育園登園時のルーティーン

息子はよく「今日は保育園ある日?休みたいよ。ママと一緒にいてたい。保育園行きすぎ!」など保育園よりも家で遊ぶことが好きみたいです。保育園に行けば楽しそうにしているのですが、男の子と遊ぶとおもちゃを壊されるのが嫌らしくよく女の子とおままごとをしたりしているみたいです。そんな息子は保育園に行くまでが大変です。行きたくないので全く準備が進みません。床に寝転がりくねくねしています。それでもやっと準備して保育園に行くのですが毎日おもちゃやぬいぐるみをさげて行き、出迎えてくれる先生に見せます。保育園にはおもちゃは持って入れないので見せるためだけに持って行きます。ある日は、だんごむしのフィギュアやハッピーセットのプリキュア、ぬいぐるみ、時にはお菓子のケースも。保育園玄関に出迎えてくれる先生に見せるルーティーンで先生も「今日は何持ってきたん?」ときいてくれたり「明日はぬいぐるみ見せてね」と言ってくれるので保育園行きたくないも軽減され本当に助かります。本人も見せたら満足で見せると車に置いて泣くことなく行ってくれます。朝の忙しい中、息子との時間をとってくれ本当にありがたいです。にこやかに対応してくれる先生に感謝です。

たくさんの愛情をくれた幼稚園の先生

幼稚園の先生の名前は卒園して30年たった今でも覚えています。年中の頃のうさぎ組のえり先生は、早生まれのせいか周りのお友達より体が小さく、少しずつ行動が遅れてしまう私にいつも優しく寄り添ってくれる優しい先生でした。中でも思い出深いのが、次の2つのエピソード。1つ目は、給食ででたトウモロコシにうまくかぶりつけずに泣いてしまった私の隣で、一粒一粒トウモロコシを外してくれ、「がんばれ!がんばれ!」と応援しながら食べるのを見守ってくれたこと。そして2つ目は階段の上り降りがゆっくりで周りのお友達についていけなかったときに、手を繋いで「いっちにさんしいっちにさんし」と声かけをしながら一緒に階段をおりてくれたこと。ふっくらとして豪快な笑顔がとっても素敵だったえり先生。うさぎ組だったからかいつもピンクのエプロンをしていたのが印象的です。卒園式のとき、えり先生と写真を撮るときは私も先生も大泣きしてしまい、アルバムの写真は目が真っ赤になっています。もうあの頃の先生の年齢をとうに超えましたが、今でも先生は先生のまま。娘も数年先には幼稚園に通い始めますが、えり先生のようにたくさんの優しさで包んでくれる先生に出会ってほしいと思います。

保育園で先生や家族に褒められたことがその後のきっかけになった話

私が保育園に通っていた時、定期的にいろんなものに対してブームが来ていました。例えば、パズルゲームが流行った時は、流行していたアニメの絵柄が描かれたパズルをみんなで解くことが流行っていました。他にもオセロゲームが流行したり、塗り絵が流行したり、かくれんぼ、色鬼、なぞなぞ…いろんなブームがありました。その中で当時私が変わらず好きだったことは、絵を描くことでした。塗り絵ブームが起きた時から、なんとなく雨の日は屋内で絵を描いたりするようになっていたのですが、時々先生から褒められることがありました。やはり褒められると嬉しくて、もっと描こうと思ったことが記憶に残っています。ある日、みんなで生きているウサギを目の前に置いて、お絵かきをしたことがありました。一生懸命描いていると、先生がまた褒めてくれます。「うまいね、ここがすごく上手に描けているよ。」と言われ、私は鼻高々。後日その絵は市の美術展に出品されました。それを家族で観に行ったときに、親からも上手に描いたねと褒められたことがすごく記憶に残っています。それから絵を描くことが益々好きになり、絵を仕事にしたいなと思うようになりました。その後成長した私は美術系の大学へ行き、絵を描く仕事に就きました。もしも、保育園時代にうまいねと褒められなかったら、私は全然違うことを仕事にしていたかなと今思います。