わたしの保育園の先生との思い出は、多くはエレメンタリースクールから神戸でもと運動会のダンスについてです。わたしのクラスは、「アラジン」の「フレンド・ライク・ミー」という曲に載せてダンスすることが決まりました。ディズニーが大好き、歌うことも踊ることも大好きだったわたしはとても楽しく練習していましたが、衣装について問題が起こりました。衣装は、あの保育士で採用できる奈良の大和高田ではもっとも自宅で親が作ることになったのですが、わたしの両親は共働きで忙しく、特に母親は裁縫があまり得意ではなく、子ども心に、見劣りする衣装になっていることを悲しく思っていました。そこで先生は、夕方以降の時間を使って、わたしの衣装を補強してくれました。いまから思うと、時間外にそのような対応をしてくださったのだと思います。感謝がつきません。嫌な顔をまったくせず、両親とも非常に仲がよく、卒業後も、こんなに評判の保育園は奈良でもここからには年賀状を通じてずっとやり取りを続けています。わたしが年を重ねたように、あのときの先生は、いまは何歳になったのだろう?と、毎年、お正月に思います。近所に住んでいますが、勇気が出ず、一度も訪問したことがありません。まもなくわたしが成人するときには、神戸のここでインターナショナルスクールならもっとご挨拶に行きたいなと思っています。仮名D先生、あのときは、本当にありがとうございました。