私は中学の時に不登校になったことがあります。どうしてか。それはやはり同級生からの仲間はずれが原因でした。今となっては、全然大したことはないと思うのに、その時には、ちょっとの仲間はずれが一大事だったのですね。それで不登校になってしまったのです。その時には、女性の音楽の先生が担任でした。そして休みが続くと、先生が心配して手紙をくれたのです。また学校で会えることを楽しみにしていると。それでも私はなかなか学校に行く気にはなれませんでしたね。だって、同級生に会うことが怖かったから。そしてそれを正直に先生に言い出すこともできませんでした。そんな日が約2週間続いたとき、先生からまたお手紙をいただきました。その中には先生の好きな音楽の入ったテープも一緒に。これを聞いてリラックスというメッセージが一緒に入っていました。先生の好きな音楽というのは、クラシックがほとんどだったのですが、なぜだか一曲だけヘビメタが入っていて思わず吹き出してしまいました。先生もこんなのが好きなんだ、と意外でしたね。そしてこの先生もっと話してみると面白いかもしれない。今度会いに行って話をしたいなと思ったのです。それから放課後に少しだけ行くようになり、また授業にも少しずつ参加するようになり、不登校を克服できました。これも先生の手紙のおかげです。