私は母親が昔から働いていたので、幼稚園ではなく保育園に通っていました。
今でも忘れられない保育園での実体験は、毎日自分が一番最後まで保育園に残っていたということです。
母親の仕事柄お迎えの時間が他の子より遅く、いつも大体夜の7時くらいまで残っていました。
その時のエピソードですが、いつも一人で最後まで残っていた私に保育園の先生たちはとても優しかったです。
保育園に常備してあるお菓子をコッソリ食べさせてくれたり、遊びの相手をしてくれたり、とにかく私に一番最後まで残されている寂しさを感じさせないようにしてくれていました。
このような生活が2年くらい続きましたが、保育園をいよいよ卒業するという時一番祝福してくれたのが園長先生でした。
私が毎日残されている時も園長先生が遊びの相手をしてくれたこともあり、本当に優しくて良い先生でした。
私は今40代ですが、未だに保育園の頃の思い出を忘れないくらい覚えています。
やはり、寂しい思いを含めた思い出というのは、そう簡単には忘れられないものですね。
小学校に入ってからも寂しさで性格が歪まずにいれたのは、保育園の先生たちのおかげだと思っています。
いい加減な先生だったとしたら、私はその後ぐれてしまっていたかもしれないと思うと感謝でいっぱいになります。