私は37歳のワーママです。神戸もインターナショナルスクールと呼べるのところは責任ある役職についた矢先に妊娠が発覚し育児休業に入りました。元の仕事はとても多忙で1年以上休むわけにはいかず、娘は0歳児から保育園に入りました。娘の初めての保育園通いは親の私にとっても慣れない事ばかりで、不安が大きかったです。娘の保育園は、担任の先生の他にも乳児一人一人に担当の先生が付くシステムになっていました。その担当の先生がなんと新卒で、子供を受け持つのが初めてだという方だったのです。正直「頼りないな」というのが最初の印象でした。娘が保育園に通い始めてからは、やはり連絡事項が抜けていたり質問に正しく答えてもらえなかったりと、困ることがちらほらありました。しかし娘はその担当の先生によく懐き嬉しそうに通園していたので、あえて大ごとにはしませんでした。そして娘が保育園に通いだしてから最初の個人面談。この時にこれまでに不安に思った先生の対応を相談できればと思っていたのですが、そんな気持ちが一気に吹き飛ぶ出来事があったのです。担当の先生の手元には、通常の保育日誌の他にご自身で書かれていたのであろうノートがあり、お願いして見せてもらうとそこには普段の娘の様子や発達の状況がびっしりと書き込まれていました。「これは個人的に書いている記録なのでお見せできるようなものではないんです」と恐縮されていましたが、しっかり娘と向き合い伸ばすべき点や改善方法などを一生懸命考えて下さっているお気持ちがありました。もちろん連絡の抜けなどがあるのは困りますが、先生は保育園のシステムにまだ慣れていないだけでそこは今後改善されていく事だろうと思います。それよりも、娘の事を本当に精一杯見て下さっているというのが行動からわかり、とても嬉しく感じました。ベテランになれば受け持つ子供の人数も多くなるでしょうし一人の子供に深く関わる事は難しくなっていくのかもしれません。新卒の先生だからこそこのように深く向き合って下さっていたのだと考えると、逆に運が良かったです。この担当の先生と娘の繋がりは、きっとクラスが変わっても続いていくでしょう。親がいない場所でも、我が子をしっかり見てくれている人がいると思えるのは、本当にありがたい事だなと思いました。