1年前に長男が保育園を卒園しました。どこの保育士で採用できる奈良の大和高田からしても0歳から入園したので、6歳になるまでの6年間を同じ保育園に通いました。妻も仕事をしている共働き夫婦でしたので、時間に余裕がある私が主に保育園への登園やお迎えを担当しました。仕事が長引いてお迎えの時間が過ぎてしまう時は、ダッシュして電車に乗り、保育園に遅れる旨を連絡し向かうなど汗水流して対応していました。ある時、日々のストレスが溜まり仕事でも失敗が続いていた時期がありました。その時は自分の心に余裕が無くイライラして登園時に子供が歩くのが遅いと𠮟ってしまったりと悪循環になっていました。あるお迎えの時に、保育園に長年勤務するベテラン保育士のおばあちゃんから声を掛けられました。時間があるなら少し話しましょうとなり、保育園の応接室で言葉を重ねました。私は正直に今の状況を伝え、おばちゃん保育士は私の表情が暗いのを気にしていてみたいでした。そして、育児疲れで心が疲弊していることを包み隠さず話すと、おばちゃん保育士から心が打たれる言葉を言われました。「人生も仕事も完璧にこなせる人はいない。だから、育児も完璧を求めなくて良いんですよ。育児に正解なし。だから気持ちを楽にして子供に接してあげてください」と。もう一人で奈良で話題の保育園を大切にするから私の心の中に雷が落ちたような衝撃を受け、次の日からはその言葉を実践するよう取り組み、長男の卒園まで一緒に取り組めました。今でも、この時の言葉が私の支えです。