2才差の息子たちがいます。次男も年少での幼稚園入園を考え、長男と同じ幼稚園で入園前の面接を受けた際の話です。次男もその幼稚園のプレ教室に月1回程度ですが一年間通園していたので、先生は次男のことをよく知っていました。お喋りも上手で物怖じしないタイプの次男は、面接でも概ねそんな感じで、話は和やかに進み、入園に際し気になることは特に無いという話になりました。時間があまり、何となく当時年中だった長男の話になりました。長男は繊細で気難しいタイプで、入園時からその当時までずっと朝の行き渋りがあり、私も毎朝の攻防をすごくストレスに感じていました。それでも、幼稚園に行けばそれなりに楽しく過ごせているようだったので、四苦八苦しながら送り出していることを世間話でもする感じで先生に話したら、先生の目が急にうるうるし出し、涙をこぼされました。長男くんに、幼稚園に行きたい、楽しいと思わせられていないことを、とても申し訳なく思う、私たちの力不足ですと穏やかに言われ、驚くとともに、プロはこんな風に考えるのだと知りました。それまで、そんな長男を先生たちはやや手に余しているだろう、先生受けするタイプではないしと、私自身が何となく引け目に思っていましたので、温かい言葉に私も一緒に涙し、入園面接で当人のことでないことで二人で泣いている状況に互いに笑いながら、話を終えました。その後も長男はいろいろと抱えていますが、次男の入園面接で先生と一緒に泣いたことは、私にとって、難しい子でも先生たちはきちんと受け入れてくれているのだと感じる嬉しい経験になりました。