たくさんの愛情をくれた幼稚園の先生

幼稚園の先生の名前は卒園して30年たった今でも覚えています。年中の頃のうさぎ組のえり先生は、早生まれのせいか周りのお友達より体が小さく、少しずつ行動が遅れてしまう私にいつも優しく寄り添ってくれる優しい先生でした。中でも思い出深いのが、次の2つのエピソード。1つ目は、給食ででたトウモロコシにうまくかぶりつけずに泣いてしまった私の隣で、一粒一粒トウモロコシを外してくれ、「がんばれ!がんばれ!」と応援しながら食べるのを見守ってくれたこと。そして2つ目は階段の上り降りがゆっくりで周りのお友達についていけなかったときに、手を繋いで「いっちにさんしいっちにさんし」と声かけをしながら一緒に階段をおりてくれたこと。ふっくらとして豪快な笑顔がとっても素敵だったえり先生。うさぎ組だったからかいつもピンクのエプロンをしていたのが印象的です。卒園式のとき、えり先生と写真を撮るときは私も先生も大泣きしてしまい、アルバムの写真は目が真っ赤になっています。もうあの頃の先生の年齢をとうに超えましたが、今でも先生は先生のまま。娘も数年先には幼稚園に通い始めますが、えり先生のようにたくさんの優しさで包んでくれる先生に出会ってほしいと思います。