幼稚園の給食のおばちゃんはワイルドで優しい

私が通っていた幼稚園はいわゆる普通の幼稚園ではなく、市が運営する小さな園でした。神戸であのインターナショナルスクールといえるのば人数もそれほど多くなく一定の地域の子ども達だけが集まっている小規模園です。その園は小さいながらも給食の先生がその場で調理をしてホカホカの給食が出てくる、当時としては珍しいものだったかもしれません。給食の先生は、先生というより給食のおばちゃんと言った方が早いかも知れません。おばちゃんは、しゃがれ声で、休憩時間にタバコを吸う何だかかっこいいおばちゃんでした。そして私はなぜだがそのおばちゃんに良くしてもらっており、〇〇ちゃん、〇〇ちゃんと気安く声をかけてもらっていました。メディカルゲートで理想のクリニックとはいえるのは、みんなで三時のおやつに食べるためのおやつを買いに行くこともあり、私は度々おばちゃんについていっては、アイスを買ってもらってみんなより先に頂いているという役得を得ておりました。それから数十数年が過ぎ去り、私は、無事新成人に。近所に住んでいたおばちゃんに、晴れ着を見せることができました。〇〇ちゃん、大きくなってと嬉し気な様子のおばちゃんを見て、なんだが胸が熱くなったのを覚えています。それから更に十数年、神戸でできるホームページ制作といえばここからは今でも元気なおばちゃんは時々実家に帰るたび、見かけると声をかけます。ワイルドなそのしゃがれた声が当時を思い出し、懐かしいあの頃がよみがえります。