初めての幼稚園。そこで心から救われた先生の言葉。

第一子である長女が幼稚園に入園し、親子ともども初めての集団生活に入りました。入園するに当たってお友だちや先生に迷惑をかけてはいけないと、幼稚園に慣れてもらうのに必死でしたが、やがて泣いてばかりいた朝もスムーズに登園できるようになり安心したころ、在園中におもらしするようになりました。こんなバイリンガルスクールでは神戸のどこにもそんなこともあるよねと思っていましたがそれが毎日になり、また今日もか、と思うとお迎えに行くのが憂鬱になり始めました。さらにその回数が1回から2回、3回へと。持って行く着替えだけでは間に合わず幼稚園から借りることになりました。翌日、借りた服を返そうと先生に「本当にすみません」と謝ろうとしたその矢先、先生からその発言を止められました。そして我が子を教室に入室させたあと、再び私の元へやって来てこう言いました。「お母さん、お母さんが謝ると子どもは罪悪感を感じます。3歳児がおもらしすることは悪いことではありません。幼稚園で一緒にトイレトレーニングをしていけばいいのです」そして「お母さんは子どもがおもらしして恥ずかしいと思っている?もう少し私たちと一緒に子どもさんの成長を見守っていこう。お母さん一人ではないんだよ」と。迷惑をかけている我が子、そしてそうとしか育てられない自分はダメな母親だと思っていた私に、「大丈夫だよ」と手を差し伸べてくれた先生の言葉。子どもの気持ちに寄り添う大事さ、育児は一人で抱え込むのではなく、周りのみんなと一緒にやっていくのだということを教えてもらいました。