先生を助けたい!年少の息子の思い

息子が年少だった頃の話です。登園前に急に、どうしても赤と白の旗を作らないといけないとぐずったことがあります。ただでさえ、朝は準備で忙しいのに、バスの時間もあるのに、絶対に作ると言って聞きませんでした。その熱量に私も諦めて一緒に作ることに。割り箸に赤、白の折り紙をつけ、テープで固定した簡単な旗を1本ずつ作ると、満足そうにバスに乗って登園していきました。しばらくして、担任の先生に会った時に呼び止められました。そしてなぜあんなにも旗を作ると言って聞かなかった理由を知りました。その日の前日の帰りの会で先生が「今日はみんなが帰った後に発表会で使う赤と白の旗をみんなの分を作るんだ」と話したそうです。それを聞いた息子が全員分を作ることを大変に思ったのようです。それであんなにも旗を作ると言って聞かなかったのか・・・と納得。この話を聞いたあと、息子に「先生を助けようと思って旗を作ったの?」と聞くと、「うん!先生がありがとうって言ってくれた。人数分作るの大変だったから助かったよって喜んでくれた」と教えてくれました。もしかしたら先生が既に人数分を作っていたかもしれないですが、息子の気持ちを受け止め褒めてくれたこと、そして保護者の私にも共有してくださったことをうれしく思いました。簡単に作った旗だったので、ボロボロになりながらも発表会の練習を頑張ったそうです。