親よりも我が子を見てくれていた幼稚園の先生

長女の幼稚園の時のお話です。
私も長女もはじめての環境に不安でしたが、担任の先生がとても明るく元気はつらつとした方で、一目見て安心して預けられる先生だなと思いました。
思った通り幼稚園での評判もとても良くて、他のクラスのお母さんに羨ましがられたりもしました。
臆病で人見知りな娘も泣くこともなく、楽しそうに幼稚園生活を過ごしているようで、親としてもとても安心して毎朝娘を幼稚園に送り出すことが出来ました。
幼稚園での様子も毎日の連絡帳をきちんと丁寧に書いてくれるので、とてもわかりやすくありがたかったです。
ある日、連絡帳にとても長い文章が書いていて驚きながら読みました。
その内容はここ1週間ほど娘が元気ない様子が書かれていました。
いつもの笑顔が少ないことを心配して気を配って見ていてくださって、お友達のちょっとしたイジワルをずっと我慢しているようだと言うことが書かれていて驚きました。
そのお友達とはバス停が一緒で帰りがけも公園で一緒に遊ばせていたのですが、私は全然気づいてあげれていなかったからです。
先生からの連絡を読んでからしばらく二人を観察していると、確かに我慢してその子の言いなりになっている様子がうかがえました。
親として気づいてあげれなかったショックと沢山の生徒さんを見ている先生が気づいてくれたことへの嬉しさや感謝の気持ちを今でも忘れる事はできません。
その後のお友達との関係は嫌な事は嫌と言うことができるようになって、自然とまた仲良く出来るようになり本当に良かったなと思いました。