長縄跳びが1回目しか跳べない

初めまして。ペンネームガイガーと申します。年齢は29歳男性です。僕が幼少期の頃、隣町から引っ越してきてようやく地元の保育園の入園が決まりました。場慣れしないなかでも体を動かすことが好きだった僕は友達と遊ぶよりも一人で三輪車や遊具で遊ぶのが好きな子供で、そのことを気にかけてくれていたK先生が僕を「みんなと一緒に遊ぼう!」と保育園の庭へ連れ出してくれ、大人数に溶け込む機会が増えました。そんなある日、初めて「長縄跳び」をみんなでやろうとK先生が企画し、何人かの園児が集まってきました。僕は気に掛けてくれたK先生が好きで皆にK先生を取られたくないと一心で、縄跳びに参加しました。ただ初めての長縄跳びで【全員で同じタイミングでジャンプ】することが僕にはできませんでした。悔しさと、先生にいいところが見せられない恥ずかしさで号泣寸前でした。ただ諦めが悪かった当時、何度も何度もせーのっ!で飛んで1回目は跳べて2回目で引っかかるを繰り替えてしまいました。ほかの子供が飽きたころにK先生がぼくの近くに寄ってきて「1回目が本当に上手!!」と褒めてくれました。僕はてっきり何かおこられるのではないかと思いましたが、「跳べたこと」を褒めてくれたK先生にびっくりして泣いてしまいました。ただその経験が、今現在になって「失敗しても何回でも挑戦していいこと」「少しでも上達したら自分や周囲を認めてあげること」の大切さに気が付いた瞬間でした。【1回目が上手!】これに含まれた本質を僕は一生忘れません。